HomeJournalHP / LP
HP / LP

店舗にホームページは必要か?Googleビジネスプロフィールとの使い分け

加
加藤 聖矢
Nov 1, 2026 9 min read
店舗にホームページは必要か?Googleビジネスプロフィールとの使い分け

店舗の集客を考え始めると、まずGoogleビジネスプロフィール(GBP)を整えることになります。地図に表示され、電話も経路案内もそこから取れるため、ホームページを作る必要を感じにくくなります。店舗にホームページは必要かという問いの答えを決めるのは業種ではなく、来店を決める前にお客様が何を確認したいかです。この記事では、GBPだけで足りる店の条件と、足りなくなる場面を分けて整理します。

📌 この記事の結論

Googleビジネスプロフィールだけで足りるのは、提供するものと料金が単純で、予約まで電話で完結する店です。料金に幅がある、他店と比べられてから選ばれる、採用や法人からの問い合わせがある場合はホームページが必要になります。作ると決めたら全部をそろえず、1ページの構成から始めるほうが続きます。

01Googleビジネスプロフィールとホームページは、役割が違う

どちらも必要かどうかを考える前に、2つが担っている役割を分けて見てください。役割が違うので、どちらかがもう一方の代わりになるという関係ではありません。

GBPは見つけてもらうための場所です。地図検索や「地域名+業種」の検索で表示され、所在地、営業時間、電話番号、写真、口コミ、簡単なメニューや商品が載ります。ただし情報の並び順も表示される量もGoogleが決めるため、こちらが伝えたい順番で読んでもらうことはできません。

ホームページは選ぶ理由を自分の順番で説明する場所です。料金が変わる条件、サービスの流れ、誰が担当するか、過去にどんな依頼を受けてきたか、よくある質問への答え——GBPの欄には収まらない説明を、読む順番まで決めて置けます。

この違いから、判断の基準は1つに絞れます。お客様が来店を決めるまでに「調べて納得したい情報」があるかどうかです。無ければGBPで足り、あればホームページが受け皿として必要になります。両者の関係はローカルSEOとMEOの違いでも整理しています。

02Googleビジネスプロフィールだけで足りる店の条件

次の条件にほぼ当てはまる店は、ホームページを急いで作る必要はありません。まずGBPを整えるほうが先に効きます。

提供するものと料金が単純で予約も電話で完結し近さで選ばれる店はGoogleビジネスプロフィールだけで様子を見られる、料金に幅があり他店と比べられてから選ばれ採用や法人の問い合わせがある店はホームページが必要になるという、店舗にホームページが必要かどうかの分かれ目を2つに分けて並べた図
分かれ目は業種ではなく、来店を決める前に調べられたい情報があるかどうかです。

定食屋、コインランドリー、理容室、クリーニングの取次店などが当てはまりやすい形です。この場合に優先すべきは、カテゴリの設定、営業時間と臨時休業の正確さ、店内と商品の写真、口コミへの返信です。ホームページを作る費用と手間を、ここに先に充てるほうが来店につながります。

ただし「今は足りている」という判断であって、ずっと不要という意味ではありません。あとで扱う4つの場面が出てきた時点で、必要側に移ります。

03ホームページがないと取りこぼす4つの場面

足りなくなるのは、だいたい次の4つのどれかです。思い当たるものがあれば、その受け皿を用意する価値があります。

料金を調べてから連絡したい人。施術やメニューに幅がある業種では、電話で聞かないと分からない状態そのものが問い合わせを止めます。料金表と、変わる条件が書かれた1ページがあるだけで解消します。

他店と比べてから決めたい人。検索結果に並んだ複数の店を順番に見ていく人は、情報が薄い店を候補から外します。口コミの数では差がつかないため、何が違うのかを文章で読める店が残ります。

応募を考えている人。求人サイトを見た人は、ほぼ必ず会社名や店名で検索します。仕事内容や働く人の様子が読める場所がないと、応募の前に迷いが残ります。

法人や取引先が実体を確認したい場面。取引の前に会社概要や所在地を確認されることがあり、地図の情報だけでは判断材料になりません。

このうち1つでも当てはまるなら、ページ数の多いサイトは不要でも、情報が読める場所は必要です。

04業種・営業形態で見る、必要度の目安

自店がどちらに近いかを見るための目安です。業種そのものより、料金の決まり方と、比較されるかどうかで変わります。

店の形 GBPだけで様子を見られるか 先に用意したいもの
料金が一律の飲食・物販 様子を見られる メニューと店内の写真、営業時間の精度
施術やコースに幅があるサロン・整体 ホームページがほしい 料金表と、金額が変わる条件
見積もりが必要な工事・修理 ホームページが必要 対応範囲、依頼から完了までの流れ
医院・クリニック ホームページが必要 診療時間、担当者、受診の流れ
教室・スクール ホームページがほしい 料金、体験の案内、通っている人の層
多店舗で展開している店 ホームページが必要 店舗一覧と、店舗ごとの最新情報
採用を続けている店 ホームページが必要 募集要項と、働く環境が分かる文章

「ほしい」は、1ページでも効果が出る段階、「必要」は、問い合わせの判断材料が足りていない段階という意味です。

05作ると決めたら、最小構成から始める

必要と判断しても、最初から何ページも作る必要はありません。載せる情報が決まっていない状態で枚数を増やすと、更新が止まって古い情報が残ります。1ページで始めてください。

最小構成に入れるのは次の7つです。

  1. 何の店で、どこにあるかが分かる冒頭
  2. メニューまたはサービスと、料金
  3. 依頼や来店から完了までの流れ
  4. 店内・施術中・商品の写真
  5. よくある質問への答え
  6. アクセスと営業時間
  7. 問い合わせ、または予約の入口

この7つで、前の章の取りこぼしはほぼ埋まります。足りないと感じた部分だけを、あとからページとして足していくほうが無理がありません。載せる内容の決め方は店舗ホームページに必ず載せるべき8つのコンテンツに、費用の見方はホームページ制作の費用相場と失敗しない依頼方法にまとめています。

!

公開のあとに決めておくこと

作る前に、更新する人と更新するきっかけを決めてください。営業時間が変わったとき、料金を変えたとき、新しいメニューを出したとき——この3つで必ず触る、という形にしておくと情報が古くなりません。詳しい手順は載せるべきコンテンツの記事でも触れています。

06ホームページが必要かを判断するチェックリスト

そのまま確認に使える形にしました。当てはまる数が多いほど、必要側に寄ります。

逆に、どれも当てはまらないのであれば、GBPの整備と写真の追加に時間を使ってください。

07よくある失敗とその避け方

情報が足りないページは、無いページより選ばれないことがあります。枚数ではなく、答えが書いてあるかどうかです。

08自分で進める場合と、専門家に任せる場合の分かれ目

分かれ目になるのは、予算よりも「文章と写真を自分たちで用意できるか」です。

自分で進めやすいのは、載せる内容が頭の中で決まっていて、1ページ分の文章を書く時間が取れる場合です。作成サービスを使えば形は整いますし、何より自分で更新できる状態から始められます。店舗が1つで、料金の説明も単純なら、まず自分で出してみて反応を見るほうが判断材料が増えます。

任せたほうが早いのは、何を載せるべきかの整理から迷っている場合、店舗が複数あって情報の統一が必要な場合、問い合わせや予約の入口まで作りたい場合です。採用の募集を続けている場合も、応募につながる書き方は作り慣れている側に相談したほうが早く形になります。

判断の順番としては、最小構成の7項目を自分で書き出してみて、埋まらなかった項目があれば相談する、という進め方が無理がありません。全部を任せるより依頼の範囲がはっきりし、見積もりも比べやすくなります。

09よくある質問

SNSのアカウントがあれば、ホームページの代わりになりますか?
新しい情報を届ける役割は果たしますが、代わりにはなりません。SNSは投稿が流れていくため、料金やよくある質問のように「あとから探される情報」が見つけにくくなります。検索から来た人が最初に見る場所としては、情報が固定されているページが向いています。両方ある場合は、SNSで知らせてホームページで確認してもらう形が自然です。
ポータルサイトに掲載しているので、自店のページは不要でしょうか?
掲載は集客の入口になりますが、掲載の形式や並び順は運営側が決めます。自店の言葉で説明したい内容や、掲載の対象外になっている情報は載せられません。また掲載をやめた時点で、積み上げた情報も検索からの流入も残りません。掲載と並行して、自店で持つページを用意しておくほうが安定します。
1ページだけでも検索から人は来ますか?
来ます。ただし公開した直後ではありません。店名での検索には比較的早く出てくるようになり、「地域名+業種」のような検索で見られるようになるには情報の積み上げが必要です。最初から広い検索を狙うより、店名で調べた人に正しく伝わる状態を作るところから始めてください。
GBPの情報を充実させれば、ホームページは後回しでよいですか?
料金が単純で予約も電話で完結する店なら、その順番で問題ありません。GBPの整備は費用がかからず、効果が見えるまでの期間も比較的短いためです。ただし料金を聞く電話が多い、比較されてから選ばれるという状況があるなら、GBPを整えても取りこぼしは残ります。どちらが先かは、来店前に調べられたい情報があるかで決めてください。
作ったあと、更新が続かない気がします。
続かない原因はほとんどが「誰がいつ触るか」が決まっていないことです。更新の頻度を決めるより、きっかけを決めるほうが続きます。営業時間が変わったとき、料金を変えたとき、新しいメニューを出したとき。この3つで必ず触る形にして、担当を1人決めてください。自分で直せる作りにしておくことも条件になります。

10まとめ:必要かどうかは、来店前に調べられたい情報で決まる

店舗にホームページは必要か——この判断は、業種で決まるものではありません。料金に幅があるか、他店と比べられてから選ばれるか、採用や法人の問い合わせがあるか。この3点に当てはまらないなら、まずGoogleビジネスプロフィールを整えるほうが先に効きます。

必要と判断した場合も、最初から大きく作る必要はありません。最小構成の7項目を1ページにまとめ、更新する人ときっかけを決めてから公開する。この順番なら、情報が古くなって読まれなくなる失敗を避けられます。

TENERAMENTEなら、最小構成の7項目をどう並べるかの整理からご一緒し、自社CMS「ミルページ」でお渡しするので、営業時間や料金の変更はオーナー様ご自身の画面から直せます。ブログの下書きと自動投稿、SEOとGoogle連携も同じ画面にあるため、更新のたびに依頼する手間と、情報がGBPと食い違う状態がなくなります。HP/LP作成の進め方をご覧いただいたうえで、お問い合わせからお気軽にご相談ください。

Service — HP / LP 作成

作って終わりにしない、育てられるサイトを

自社CMS「ミルページ」で、AIブログの自動投稿・SEO・Google連携まで備えた、公開後も自分で育てられるHP/LPを制作します。

お問い合わせは2ステップ・約60秒で送信できます。1営業日以内に代表からご返信します。

加
Author · Founder / CEO 加藤 聖矢 — Seiya Kato

株式会社TENERAMENTE 代表取締役。AI×WEBアプリ開発・HP/LP制作・MEO/AIO運用・AI活用を統合した、AI時代のデジタル運用パートナーとして活動。

Contact

この記事の実装、
お手伝いします。

「うちの場合は?」を、そのまま無料相談へ。1営業日以内に、代表よりご返信します。