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賃貸仲介の店長がやること|一日・一週間・一か月の見る順番

賃貸仲介の店長がやること|一日・一週間・一か月の見る順番

店長になった直後にいちばん困るのは、やることが多いことではありません。何をどの頻度で見ればいいのかが決まっていないことです。目の前の接客に入れば一日は終わりますが、それだけでは店の数字は動きません。見るものを一日・一週間・一か月に振り分けておくと、同じ時間でも手が届く範囲が変わります。

この記事の結論

店長の仕事は、頻度ごとに見るものを決めて、毎回同じ項目を見ることで軽くなります。一日は動いている案件の詰まり、一週間は反響から来店までの流れ、一か月は売上の確定とスタッフごとの差。毎回違う項目を見ていると、気づくのが遅れます。

店長の仕事は、見る順番が決まっていないと重くなる

店長の仕事を並べると、接客、スタッフの指導、物件の確保、管理会社やオーナーとのやり取り、売上の管理、シフト、クレームの対応と、きりがありません。すべてを同じ重さで持つと、結局は目の前で声が大きいものから手を付けることになります。

一日は動いている案件の詰まり、一週間は反響から来店・申込への流れ、一か月は売上の確定とスタッフごとの比率という、店長が見るものを頻度で3つに振り分けた図
毎回同じ項目を見ることで、変化に気づけるようになります。

ここで起きるのが、急ぎの仕事に一日が埋まり、気づける仕事が後回しになる状態です。申込が止まっている案件、連絡が返っていない反響、成績が落ちているスタッフ。どれも今日困るわけではないので、明日に回ります。そして困る形になって現れたときには、手を打つには遅い状態になっています。

防ぐ方法は、見る項目を頻度で固定することです。毎日見るもの、週に1回見るもの、月に1回見るもの。これを決めてしまえば、判断の回数そのものが減ります。見落としを人の記憶力で防ごうとしないことが出発点です。

一日:朝に見るもの、夕方に見るもの

一日のなかで店長が見るのは、動いている案件が詰まっていないかだけです。この日の売上を気にしても動きません。

朝に見るものを挙げます。

夕方に見るものは、朝に挙げたものが動いたかどうかです。返したか、来店につながったか、審査が進んだか。ここで止まっているものだけを拾えば、翌朝に持ち越す数が減ります。

やってはいけないのは、朝礼で前日の売上を読み上げて終わることです。数字の報告は状況の共有にはなりますが、詰まりは見つかりません。見るのは金額ではなく、止まっている案件の件数です。

一週間:反響から来店までの流れを見る

週に1回見るのは、入口から出口までの流れです。反響が何件入って、何件が来店につながり、何件が申込になったか。これを週単位で並べます。

ここで分かるのは、どこで落ちているかです。反響が少なければ集客の問題、反響はあるのに来店が少なければ一次対応の問題、来店はあるのに申込が少なければ接客か物件の問題。原因の置き場所が違えば打ち手も変わるので、まとめて「売上が足りない」と見ないことが大事です。

もう一つ週次で見たいのが、媒体ごとの差です。どの媒体からの反響が来店まで進んでいるかを見ると、広告費の掛け方の判断材料になります。見方は反響の管理方法にも整理しています。

✓週次は曜日を固定する

「余裕があるときに見る」にすると、忙しい週ほど見なくなります。繁忙期に見なくなるのがいちばん困るので、曜日と時間を決めて予定に入れてください。10分でも、毎週同じ項目を見ることのほうが効きます。

一か月:売上の確定と、スタッフごとの差

月に1回見るのは、確定した数字とスタッフごとの違いです。週次が流れを見る作業なら、月次は結果を確かめて配り方を考える作業になります。

見る順番は次のとおりです。

  1. 今月の売上が確定したか(入金済み・未入金・後ADの未回収を分ける)
  2. 見込みのまま残っている案件が、翌月に動くのか落ちたのか
  3. スタッフごとの反響数・来店数・契約数と、その比率
  4. 先月から変わった点があるか

ここで見込みと確定を混ぜないことが、いちばん間違いを防ぎます。申込が入った時点の金額をそのまま売上として数えていると、キャンセルや審査落ちのたびに数字が後から動き、翌月の目標設定が狂います。

スタッフごとの差は、件数より比率で見てください。反響を多く持っている人の契約数が多いのは当然で、見たいのは反響に対して何件来店につながり、来店に対して何件申込になったかです。比率で見ると、どこを教えればいいかが絞れます。並べ方はスタッフの成績管理にまとめています。

自分でやることと、任せることの分け方

店長が全部を抱えると、店は店長の処理能力で止まります。分け方の基準は役職ではなく、その仕事が止まったときに外に影響が出るかです。

仕事の種類扱い方
判断が必要なもの(条件の交渉、クレームの最終対応、例外の可否)店長が持つ
期限があり、遅れると取引先に影響するもの(審査の依頼、契約書類の手配)担当を決めて任せ、期限だけ店長が見る
手順が決まっているもの(物件情報の入力、反響の一次対応、資料の作成)任せる。手順書があれば引き継げる
数字をまとめる作業(売上の集計、成績の集計)手で集計しない形にする

任せるときに必要なのは、判断の基準を先に渡しておくことです。「この範囲までは自分で決めていい、超えたら相談」が言語化されていないと、スタッフは全部を確認に来るか、勝手に決めて後で問題になるかのどちらかになります。手順を渡す形は業務マニュアルの作り方が参考になります。

!集計作業は任せる対象ではない

売上や成績の集計を誰かに任せても、店の手間は減りません。集計している間は数字が見えず、出てきたときには月が変わっています。これは人を割り当てる仕事ではなく、入力した時点で見える形にする仕事です。

よくある失敗:全部を見ようとして、どれも見ていない

店長になって気合が入っている時期に起きやすいのが、毎日すべての数字を見ようとすることです。日次で売上、日次でスタッフ成績、日次で媒体ごとの反響。これは続きません。そして続かなくなったときに、見る習慣そのものが消えます。

もう一つ多いのが、数字を見る目的が「報告のため」になることです。本部や経営者に出す資料を作ることが目的になると、作った時点で終わり、打ち手につながりません。見るのは自分が次に何をするかを決めるためです。

逆に、繁忙期だけ数字を見るのも遅れます。繁忙期に打てる手は限られており、仕込みは閑散期にしかできません。閑散期に何をするかは閑散期にやること、繁忙期の目標の立て方は繁忙期の売上目標に整理しています。

店長も接客に入るべきですか?
店の規模によります。人数が少ない店では入らざるを得ませんが、その場合は「店長が接客に入っている時間は、見る仕事ができない」と前提を置いてください。問題になるのは、接客に入る前提でいながら週次・月次の確認も予定に入れていない状態です。接客に入るなら、見る時間は別に確保して予定として押さえておく必要があります。
スタッフの成績を本人に開示したほうがよいですか?
開示するほうが機能しますが、順番があります。件数だけを並べて貼り出すと、反響の配り方が違うことへの不満が出ます。先に比率で見る形を説明し、何を改善してほしいのかを添えてから開示してください。評価のためではなく、教えるための材料だと伝わる形にすることが前提です。
店長になったばかりで、何から手を付ければよいですか?
まず日次の確認項目を4つ程度に絞って、毎朝同じものを見ることから始めてください。止まっている案件が見えるようになると、週次・月次で見たいものが自然に決まります。逆に最初から月次の資料づくりを整えようとすると、日々の詰まりに気づけないまま時間が過ぎます。

まとめ:頻度を決めて、毎回同じ項目を見る

賃貸仲介の店長の仕事は、一日・一週間・一か月で見るものを振り分けると軽くなります。一日は動いている案件の詰まり、一週間は反響から来店・申込への流れと媒体ごとの差、一か月は売上の確定とスタッフごとの比率。毎回同じ項目を見ることで、変化に気づけるようになります。

任せる基準は、判断が必要かどうか。手順が決まっているものは渡し、集計作業は人に割り当てずに見える形へ寄せる。店長が抱えるべきは判断で、作業ではありません。

ミエルームなら、反響管理・接客管理・申込管理・売上管理が1つのシステムにまとまっているので、店長が朝に見る「止まっている案件」も、週次の反響から申込までの流れも、月次の確定売上とスタッフごとの成績も、手で集計しなくても画面で確認できます。後ADや一部入金も案件ごとに記録され、確定売上と見込みが分かれて表示されるため、月末に数字を作り直す必要もありません。店長の時間を「集計」ではなく「判断」に使えるようになります。いまお使いのExcelデータのインポートと初期設定の代行にも対応し、最短即日から始められます。デモアカウントの発行やご相談は、この下のボタンからお気軽にどうぞ。

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